厚生労働省委託事業
職業紹介事業者の適正化推進事業
1.自主点検リストの作成・配布
求職者や求人企業に信頼され選ばれる職業紹介事業者であるためには、「コンプライアンスの徹底」や「適格なマッチングを行い紹介した求職者が定着すること」が重要です。
令和7年度の職業紹介事業者の適正化推進事業では、令和5年度の同事業で作成し好評だった「自主点検ツールとその解説(一般職業紹介版)」を「自主点検リストとその解説」と名前を変え、令和7年の法令改正を反映した内容で改訂したほか、近年増加が著しい、外国人求職者の職業紹介に関する留意点をまとめた「外国人材職業紹介版」を新たに作成しました。
「自主点検リストとその解説」は、職業紹介事業の許可をお持ちのすべての事業者に、一般職業紹介版または外国人材職業紹介版のいずれか1部を送付しておりますが、送付した冊子以外のものをご覧になりたい場合は、下のPDFファイルをダウンロードしてご利用ください。
2.自主点検説明会の開催
令和7年11月から12月の期間に、「自主点検リストとその解説」を使用した「自主点検説明会」をオンラインで開催します。
説明会は、「一般職業紹介編」と「外国人材職業紹介編」に分けて行い、いずれも、前半はZoomの投票機能を使った一斉自主点検となります。後半は「ミニ講義」等となりますが、「外国人材職業紹介編」では、講師に、株式会社One Terrace取締役で、外国人雇用労務士資格試験公認テキストブックの共同著者でいらっしゃる阿久津大輔さんをお迎えし、外国人材への適正な職業紹介についてお話をしていただきます。奮ってご参加ください。
【開催日程】
| 一般職業紹介編 | 外国人材職業紹介編 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 開催日(2025年) | 開催時間 | 定員 | 開催日(2025年) | 開催時間 | 定員 |
| 11月13日(木) | 14:00~16:30 | 50名 | 11月28日(金) | 14:00~16:30 | 50名 |
| 11月25日(火) | 14:00~16:30 | 50名 | 12月18日(木) | 14:00~16:30 | 50名 |
| 12月11日(木) | 14:00~16:30 | 50名 | |||
| 12月24日(水) | 14:00~16:30 | 50名 | |||
【内容】
| 一般職業紹介編 | 外国人材職業紹介編 | ||
|---|---|---|---|
| 14:00~15:25 | 自主点検 | 14:00~15:25 | 自主点検 |
| 15:25~16:00 | ミニ講義(法令改正等) | 15:25~16:30 | 講義(講師:阿久津大輔氏) |
| 16:00~16:30 | 個別相談(希望者のみ) | ||
【講師紹介(外国人材紹介編)】
阿久津 大輔氏 (株式会社One Terrace 取締役)
20年以上外国人材の職業紹介業に従事し、外国人雇用管理アセッサーとして外国人材採用から定着までのコンサルティングやソリューションを提供する。
共著「外国人雇用労務士試験公認テキストブック」
【自主点検説明会の参加申込方法】
下記URLのフォーム(Googleフォーム)よりお申込みください。
https://forms.gle/P6HEhYJSSJSUGeEUA
※Googleフォームをお使いいただけない場合はご連絡ください。
電話番号:03-3818-7011
3.自主点検等に係るご相談の受付
自主点検リスト及び自主点検の結果に関するご相談の他、広く職業紹介事業に関するご相談(無料)を承ります。お気軽にご利用ください。
電話番号:03-3818-7011(月~金 9時~17時 ※祝日を除く)
Eメール:info@minshokyo.or.jp
4.人材サービス総合サイトへの掲載支援
求人企業や求職者が職業紹介事業者を選びやすくするため、職業紹介事業者には人材サービス総合サイトへの職業紹介実績等の情報提供が義務付けられています(職業安定法第32条の16第3項)。
令和7年4月1日からは、前年度の手数料実績の掲載も必要になりました。令和7年度の職業紹介事業者の適正化推進事業では、この手数料実績の掲載を中心に、情報掲載の支援を行っています。
キャリアコンサルティングの実態把握と課題整理
キャリアコンサルタントは、職種・地域ごとに、キャリアアップを考える在職者や求職者に対して、就職やキャリアアップに関して客観的なデータに基づいた助言・コンサルティングを行うことが期待されています。自社で蓄積したデータを活用している事業所は多いですが、職業情報提供サイト(Job tag)や職場情報総合サイト(しょくばらぼ)などの客観的なデータはあまり活用されていません。客観的なデータの活用の普及を図るためには、どのような場面で、どのように活用すれば効果的か、その活用方法を示した動画を作成して啓発することが有効と思われます。上記の課題に対応して、令和7年度の本事業では、さらに民間の職業紹介事業においてキャリアコンサルティングの普及促進を図るための方策を展開することとしています。
紹介所は基本的に求職者の希望する求人を紹介するため、求職者が希望しないキャリアチェンジや転職を勧めることはしません。しかしながら、求職者の視野や可能性を広げ、より多くの選択肢を提案することも紹介所の役割として重要です。このため、上記の客観的なデータを示しつつ、キャリアアップやキャリアチェンジ、成長分野への転職などの事例を紹介した資料や動画を作成して、普及啓発のためのセミナーなどを開催することが期待されます。
キャリアチェンジ、成長分野への転職にあたっては、リスキリングが必要となる場合もありますが、紹介所自身が直接リスキリングを行うことは難しいので、活用できるリスキリングに関する情報・リソースも掲載することが望まれます。
上記の課題に対応して、本事業においては、さらに民間の職業紹介事業においてキャリアコンサルティングの普及促進を図るための方策を展開することとしています









