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厚生労働省委託事業

厚生労働省委託事業

職業紹介事業者の適正化推進事業

令和7年度の本事業では、一般の職業紹介事業者向け自主点検リストに加え、近年増加が著しい国外にわたる職業紹介に特化した自主点検リストを作成し、自己点検を促すとともに、その点検結果を踏まえた相談に対応するためのコンサルティングを行うことで、業界全体のコンプライアンスの向上を図ります。

また、本事業では、令和7年4月1日からの職業安定法に基づく省令及び指針の一部改正に伴い、人材サービス総合サイトへの手数料実績の掲載が必要となったことから、これに係る支援も併せて行うこととしております。

作成する自主点検リストは、職業紹介の許可を取得されている全ての事業者に送付しますが、送付後には、当自主点検リストに関する説明会も行う予定です。詳細につきましては、9月を目途に、当誌面及び当協会ホームページ等でお知らせいたします。

キャリアコンサルティングの実態把握と課題整理

キャリアコンサルタントは、職種・地域ごとに、キャリアアップを考える在職者や求職者に対して、就職やキャリアアップに関して客観的なデータに基づいた助言・コンサルティングを行うことが期待されています。自社で蓄積したデータを活用している事業所は多いですが、職業情報提供サイト(Job tag)や職場情報総合サイト(しょくばらぼ)などの客観的なデータはあまり活用されていません。客観的なデータの活用の普及を図るためには、どのような場面で、どのように活用すれば効果的か、その活用方法を示した動画を作成して啓発することが有効と思われます。上記の課題に対応して、令和7年度の本事業では、さらに民間の職業紹介事業においてキャリアコンサルティングの普及促進を図るための方策を展開することとしています。

紹介所は基本的に求職者の希望する求人を紹介するため、求職者が希望しないキャリアチェンジや転職を勧めることはしません。しかしながら、求職者の視野や可能性を広げ、より多くの選択肢を提案することも紹介所の役割として重要です。このため、上記の客観的なデータを示しつつ、キャリアアップやキャリアチェンジ、成長分野への転職などの事例を紹介した資料や動画を作成して、普及啓発のためのセミナーなどを開催することが期待されます。

キャリアチェンジ、成長分野への転職にあたっては、リスキリングが必要となる場合もありますが、紹介所自身が直接リスキリングを行うことは難しいので、活用できるリスキリングに関する情報・リソースも掲載することが望まれます。

上記の課題に対応して、本事業においては、さらに民間の職業紹介事業においてキャリアコンサルティングの普及促進を図るための方策を展開することとしています