職業紹介事業とは

民営職業紹介事業のしくみ

 職業紹介事業とは、法律上では『求人及び求職の申し込みを受け、求人者と求職者の間における雇用関係の成立をあっせんすること。(職業安定法第4条1項)』とされています。労働者を自社で雇用し、求人先(派遣先)となる企業に派遣する労働者派遣事業とは異なるものです。
 職業紹介事業は、職業安定機関(ハローワーク等)や民営職業紹介事業者が主たる事業者です。ここでは、民営職業紹介事業を中心に説明します。

民営職業紹介事業を図で表すと下記のようになります。

職業紹介事業における流れのイメージ

1.求職申込み
仕事をお探しの方(失業中の方、転職希望者)が民営職業紹介事業所に求職申込みを行う。
2.求人申込み
人材を求める企業等(職種によっては個人もあります)が職業紹介事業者に対して、求める能力を持つ人材の紹介を依頼する。
3.助言
履歴書・職務経歴書の書き方、面接の受け方をはじめ、求人者への応募に当たっての多岐にわたる助言・指導が行われます。
4.紹介あっせん
求職者の希望する職種・職業や年収・勤務時間等と、求人者の求める人材像をマッチングさせ、紹介あっせんを行います。
5.雇用契約等
求職者と求人者の間で合意をできた場合には、雇用契約が結ばれます。
6.紹介手数料
求職者と求人者の間で雇用契約が結ばれ就職した場合には、求人者から民営職業紹介所との間で取り決めた『紹介手数料』をお支払いいただきます。(職種によっては、求職者も手数料をお支払いいただく場合があります。)
なお、無料職業紹介事業所の場合は、紹介手数料は一切かかりません。

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